風に吹かれて すまんだ日記

映画など録画して自分の時間に合わせて楽しんでます。感想ではなく単なる備忘録です。2台のブルーレイレコーダーを酷使する毎日です。録画>見るなので待機映画は増える一方。残りの時間でどれだけ見ることが出来るのか。コメント大歓迎で~す

ピンキー


テレビ映画劇場 ピンキー
Pinky
監督:エリア・カザン
出演:ジーン・クレイン、エセル・バリモア
1949年/アメリカ/102分/☆☆☆/初/WOWOW

「紳士協定」でアメリカ社会におけるユダヤ人差別の問題に挑み、高い評価を得たE・カザン監督が、ここでは黒人差別の問題に果敢に取り組んだ、社会派ドラマの先駆的傑作。
解説
その印象的な題名のみ長らく伝え聞かされていたものの、これまで日本では劇場公開されることもソフト化されることもなく幻の映画と化していた古典的名作が、今回遂に本邦初登場。肌の色が薄いため、周囲の目には白人として映る黒人女性が、人種差別と偏見、そして自らのアイデンティティと良心のはざまで葛藤し、もがき苦しむ姿を、ドラマチックに描写。今日の視点からするとまだまだ時代的な制約も目につくものの、長年タブー視されていた黒人差別問題に、戦後いち早くE・カザン監督が果敢に挑んだ歴史的一作だ。
ストーリー
“ピンキー”ことパトリシアが、久しぶりにアメリカ南部の生まれ故郷へと戻ってくる。彼女は祖母のダイシーが懸命に働いて貯めた金で北部の学校へ進学し、看護婦としての資格を得て帰郷したのだった。黒人に生まれながらも肌の色が薄いピンキーは、周囲には自分の素姓を隠して生きていた。祖母に代わって近所に住む老婦人ミス・エムの身の周りの世話をすることとなったピンキーは、自分の将来進むべき道についてあれこれ思い悩む。(WOWOW)